2017年01月17日 16:28:04

Vol.285 性できる説

 豊中教室の工事の打ち合わせをした際、
工事業者の方にざっくりの値段を聞いたら
予想していたより安かったので、
「安いですね」とそのまま言葉にした。

仲介してくださった馴染みの不動産屋の方も
同席していたのだが、後から「あんなことを言ったら
値段を吊り上げられますよ」とアドバイスをいただいた。
私のことを思ってのことなので、そのこと自体はありがたい。

ただ、もうすぐ40になるのでさすがにそれぐらいのことは
分かっているつもりである。たとえば、引越しをするとなれば、
相見積もりをとって、2, 3の業者に絞って、そこから
さらに値下げ交渉をする。そういうのは別に楽しくもないし、
達成感も何もないのだが。一方で、海外旅行に行って、
下手くそな英語で値切った時などは、たとえそれが大した額で
なくとも随分と得した気分になるものだ。

付き合いのある方であったり、そのような方からの紹介で
あったりした時には引越し業者の場合と話がまったく異なる。
もちろん、「もう少し安くなりませんか」とお願いすることもある。
ただ、私は基本的には信じる。十分に頑張った値段を
出してくれているのだと。いわゆる性善説だ。

それと同様、私は子供たちに対して”性できる説”の立場を取る。
やればできる、ということである。

 中学受験の結果が8割方出た。出揃った時点で、
後日ここで具体的な結果を報告させていただく。

このブログで紹介していた生徒も含め、私の見込みで
3人がボーダーライン上にいた。その3人ともが不合格に
なってしまった。しかも1人は、かなりの確率で
合格するはずであった。これまでは同じ状況であれば
確実に2人は合格していた。

アドバイスを求められれば自分なりの考えを伝えはするが、
進学塾ではないので、ここの学校にした方がいい、と
こちらから積極的に志望校を進めることはない。
子供の意思を踏まえた上での親御様の意向に対して、
我々が何をできるかを伝える。

その中で「合格できるはずです」と伝えることもあれば、
「かなりのチャレンジですが、本人がそう言うのであれば、
それに向かってやりましょう」となることもある。

ボーダーライン上の生徒は「合格できるはず」に
分類される。それなのに、という話である。
どこかで何かがずれていたからそのように
なったのだが、それが何なのかまだ分からない。

 私が落ち込んでいてもしょうがないのだが、
少々、いや、かなりへこんでいる。
多分あまりに元気がなかったからなのだろう。
昨日、電話で話していたら「先生、風邪ですか?」
と親御様から言われてしまった。
体自体は元気そのものなのだが。

以前にも書いたが、出てしまった結果に対して
責任を取ることはできない。
できるのは、結果が出る前に責任を持つことだけである。

しばらくは、うじうじと考えるだろうが、
今の時点で言えることは、今後も”性できる説”を
大事にし続けるということである。
“性できない説”に宗旨替えして保身を図る、という
みっともないまねだけは絶対にしない。