どこかまで書くかは定まったのだが。
39歳になった。志高塾が10年目を
終えるとき、私は40歳を目前に控えている。
そして、そのタイミングで私は新しいことを
始めると、勝手に宣言してきた。
いろいろと考えてはみるものの、
それは実になったばかりのスイカの
ように、すぐにしぼんでしまう。
今年は5株ぐらい育てている。
「実ができている」と気づいたときには
さくらんぼぐらいの大きさになっている。
その大部分はそのままダメになってしまうのだが、
10個のうち1個ぐらいはそこから大きくなり
すぐに10倍ほどになる。
実際はもう少し時間を経ているのだろうが、
2, 3日で一気にそこまでになるといった印象である。
そうなると、ひと安心で後は大きくなるのを
見守っていくことになる。
新しいことをするためには何かを変えよう、
ということで、小説を禁止してビジネス関連の本を
10年ぶりぐらいに読み始めた。
アマゾンのカスタマーレビューの助けも
あるのだろうが、当時に比べて格段に
当たりの本に出会う確率が高くなった。
『イーロン・マスク 未来を創る男』
『ピクサー流創造するちから』
この2冊は面白すぎた。
何人かの高校生の生徒たちにも
「めっちゃおもろい本見つけたで」
と嬉しそうに話していたのだが、
ふと、今後しばらくはどの本も陳腐に
感じられてしまうのではないだろう、
という不安が頭をもたげてきた。
文章を書く手を止め、アマゾンのサイトに行き、
「これはいいかも」と感じられたので
たった今『ジョナサン・アイブ』を、
さらに、読めもしないのに調子に乗って
『イーロン・マスク 未来を創る男』
の原書も合わせて注文した。
10ページも読めたらいい方だろう。
すると、1ページ150円になる。
それほど高くないか、と思っている時点で
それすらも達成できないのだろう。
対象とする本を変えるというのは
ささいな変化なので、もう少し別の何かが
必要であった。
そして、このブログでも紹介したことのある
安田佳生氏に会ってきた。
彼のメルマガはもう10年以上も愛読していて、
1つも読み飛ばしたことがない。
その彼が1年ほど前から
「こだわり相談ツアー」という企画を始めた。
安田氏が選んだこだわりの店、BARに行き、
2人で食事やお酒を楽しみながら相談を
させていただくという趣旨のものである。
2人分の飲食代(2〜5万円)を持つというのが
条件なのだ。
3月にお会いし志高塾の新年度が始まる4月には
方向性が見えているようにしたいと考え、
2月中旬に申し込んだのだが、すでに予約が
埋まっていてGW明けまで待つことになった。
「何かいいアイデアをいただけないでしょうか」
というスタンスでそれに臨んだわけではない。
「会う」ということで、一歩を踏み出した、
という実感が欲しかったのだ。
また、私が面白いと思っている人に
「面白くないやつだ」という評価をされるのは
嫌だなぁ、と思っていたのだが、
そうはならなかったようで、先日、大阪で顧問を
されている会社に同行させていただいた。
元々は安田氏に会うためだけに1泊2日で
東京に行ったのだが、21時にお開きになり
暇だったので、そこから友人を誘って
1時間ほど話をした。
就活中に出会ったので、かれこれ15年ぐらいの
付き合いになる。かなり刺激を与えてくれる奴で、
自ら会社を立ち上げ経営をしているのだが、
去年の社員数が23人で、1年後の現在45人に
なっているとのこと。
それが直接評価に値するわけではないが、
1年で社員をそれだけ増やすのは楽なことではない。
そして、その彼との会話がきっかけで
予期しなかった方向に志高塾と私は進んでいくことに・・・
冒頭「どこかまで書くかは定まった」と述べたが、
いつも以上に脱線しすぎたせいで、ここまでで
かなりの字数を割いてしまった。
よって、次回に続く。乞うご期待。